2014年12月28日日曜日

ソーラーシェアリングの仕様

 先日、太陽光発電設備の用地の仲介やコンサルタントを行う方とお話をする機会がありました。地域の太陽光発電設備の状況や、メガソーラーの規模やバイオマス発電等色々なお話をしましたが、私のソーラーシェアリングの遮光率100%、販売しない農作物、意見書などの作成方法に興味があるようでしたが、現在のところは有償にて作成書類等の作成ノウハウを販売しております。興味のある方はブログにコメントをお願いします。
 メリットとして固定資産税を安価な農地のまま維持できます。デメリットとして3年ごとの一時転用の申請です。

2014年11月27日木曜日

ソーラーシェアリング完成

ソーラーシェアリング完成しました。
本来ですと、10月頃完成してミョウガを植える予定でしたが、気温などを考えると来春に植えることにします。

2014年10月30日木曜日

敷地内の電話柱の移転申請 NTT電柱の影対策

 太陽光発電のパネルの真上に電話線(メタル)と光ファイバーが通っていますので、116に電話で移転申請を行いました。
 116に電話をして該当の電柱を動かしてほしいと説明すると移設担当より折り返し電話しますとのこと・・。10分程度してNTTから電話があり更に地元のNTTから電話があり更に、下請けの○○○より日程調整をして後日伺いますとの事でした。NTT柱の移転は一般的なものは無料で対応してくれますので影が生じる方は一度NTTに相談してみることをお勧めします。

2014年10月28日火曜日

第二発電所の一時転用許可証を頂きました。(ソーラーシェアリング)

 色々と忙しく、取りに行けなかった第二発電所の許可証を本日農業委員会より頂きました。
関係各位のご協力により、今回はスムーズに提出から許可まで何の問題もなく通過したようです。

 第二発電所の連係費用の提示も業者経由で金額を確認しましたので、すぐにでも着工出来ますが・・・。架台等が中国製(業者は明言しませんでしたが・・。)のため杭が入荷せず第二発電所の杭の施工はもう少し伸びる事態となってしまいました。本来なら第一発電所と第二と同時にスクリュー杭打ちを行えば費用も大幅に安くなるところでしたが、第二発電所の部材を先行発注出来なかったので後悔しています。
 ちなみに、第一発電所(ソーラーシェアリングによる一時転用)はもしかすると東北農政局管内で第一号の許可案件のようですが、当発電所の完成が遅れると存在感は薄れますね~。

2014年10月23日木曜日

第一発電所に続き第二発電所のソーラーシェアリングも許可されたようです。

 本日、農業委員会担当者に電話で確認したところ第二発電所も無事許可されたとのことでした。役所内部的な書類の都合等により数日中に許可証が発行されると回答を頂きました。
 これで、49.5kw×2箇所の着工可能となります。

今回は、何の問題もなくスムーズに書類提出~許可されました。慣れると簡単です。

電力会社より第一発電所の負担金も示されて(第二発電所はまだか??すでに当初の連係日予定日は過ぎているが・・。)ひと安心です。第二発電所の負担金を早く示すように再度催促してみます。
 第一発電所の工事予定日も決定したところなので、第二発電所のスクリュー杭工事を同時に行って、リース料を節約したいと思い業者に連絡しましたが、肝心のスクリュー杭がないとの事・・・。

2014年9月30日火曜日

着工を待つのみ



ソーラーシェアリングの工事着工前です。これからが本番ですね。
許認可でかなりの時間を費やしてしまいましたが通常タイプの架台、遮光率100%ぐらい
栽培品目:ミョウガ

旅費等を負担して頂ければ現時確認アドバイスいたします。

2014年8月10日日曜日

ソーラーシェアリングに最適な作物とは

 ソーラーシェアリングに最適な作物とは何でしょうと言う質問がありましたが、地域の特性やら農法、自然環境によって違いますので一概には言えないと言うところですが、誰もが思っているとおりミョウガでしょう。
 農薬要らずで、手間も掛からず、高さもさほど大きくはなりません。
全国的に栽培も可能なため、かなりの割合の方はミョウガで農地の一時転用を申請しているようです。
 私はそれ以外の作物も対象にした計画書を作りましたが・・。

我が家の今年のミョウガです。私はこれぐらいの若々しいミョウガが好きですね。

2014年7月28日月曜日

農地一時転用の許可証を受け取りました

念願の一時転用の許可証を受け取りました。数日後に施工業者と打ち合わせを行って契約等の内容を確認し、着工!!ですかね。


2014年7月3日木曜日

営農計画書及び営農への支障の見込み書の作成

 ほとんどの方はこの書類の書き方等の作成で苦労されると思いますが、太陽光にも農業にも有利な計画を作成することをお勧めします。


書類の整合性と営農計画をどう説明するかで、太陽光に有利な架台と配置で農業も更に有利に進めることが可能です。

 営農計画書の作成に当たり、太陽光パネル設置を予定している農地で、栽培を計画している作物の反収が元々作付けしている作物より反収が減る計画は困難と思われる。(検索すると作物転換で減収は認められないと記載のある農業委員会もある。)しかしながら地域の奨励作物などの取り組みが明らかな場合は認められる可能性もある。

使用する機械はトラクターでなくとも認められる。(計画の内容に整合性があれば)

パネルの高さも2m以下でも認められる。(その作物を育てるために必要であれば)

有識者の意見書等の書類は実は簡単にクリア出来る。



私の場合も苦労しまして最初に提出してから2度の取り下げを行い、結局10ヶ月掛かりました。
※ソーラーシェアリング用の架台で2m以上の高さを確保すると申請書は簡単に出来るでしょう。
 しかしながら太陽光には厳しい配置と面積あたりの効率が悪いのが難点です。


2014年7月1日火曜日

太陽光発電所の20年後を考えて設置しなければ(リスク管理)

太陽光発電設備は、そのほかの発電設備と違ってパワコンを除くと可動部分が無いので、20年間は大規模なメンテナンスを行わずに運転出来ると思われますが・・。
 太陽光パネルの南側の用地についてはほとんど語られることが少ないように感じているのは私だけでしょうか?
パネルの南側に樹木、マンション等が建設されようとした場合には防ぐ手立ては難しいと思います。建築基準法等に違反さえしていなければ、1棟12戸のアパートをぎりぎりまで建てられたら、南側に余裕のない太陽光発電設備はたまったもんではありません。
 樹木はなおさらです。

悪意が無くとも、耕作放棄地にも10年もすると立派な木が育ちますし、枯葉も飛んできます。

南側の土地の所有者と友好な関係と、余裕をもった太陽光発電の建設をするべきです。業者にだまされて土地全面を全部利用した設置は十分な注意が必要です。

このような住宅等でも、南側に3階建ての住宅を建てられたら、発電量は大幅にダウンするでしょう。


2014年6月30日月曜日

太陽光発電と除草剤、防草シート等の管理について

近所の水田で見かけた除草剤を散布した悪い例です。

農家の所有者が、自分で畦畔に除草剤を散布し農薬が端の水稲に影響でた例ですが、太陽光発電でも同じことが言えます。農家の方も一見すると除草剤は手軽に散布していますが、近隣の農家が有機JAS等の認証を受けている場合はかなり問題となります。農薬の飛散(ドリフト)が発生した場合は有機JAS認証が取り消しとなる場合があるからです。有機JASの認証は非常に厳しく周辺の農地から農薬が飛散、検出されれば一大事です。そのため太陽光発電事業者も除草剤の使用には十分注意し周辺にそのような農家がない事を確認して散布しなければトラブルの元となります。


2014年6月13日金曜日

ソーラーシェアリング 農地一時転用ですが農政局から許可されました。!!

農政局から許可が下りました。
これから順に農業委員会、県で許可されれば晴れて着工可能となります。一時転用事前審査?は農業委員会を経由して県の審査を経て農政局で許可したものですから、間違いなく許可がおりると言う状態になりました。
去年の10月ぐらいに最初に一時転用の書類を提出してから、取り下げ修正等々色々な諸問題を解決できました。
ほぼ、通常レイアウトの架台での許可ですから、全国的にも前例は少ないものと思います。

質問等ありましたら、内容によってはブログに掲載して回答したいと思いますので、お待ちしております。

2014年4月10日木曜日

長野日報での記事より ソーラーシェアリングの農地の転用を不許可とした

長野日報より引用
 南箕輪村大芝で、営農を継続しながら太陽光発電設備を設置して発電する「ソーラーシェアリング」計画が持ち上がっている。神奈川県の業者が約2万平方メートルの牧草地で計画。農地の一時転用の申請を受けた村農業委員会(宮下勝美会長)は7日に総会を開いたが、「継続的な営農は難しい」として転用を不許可とした。業者は計画を見直し、再提出する意向を示している。

 計画によると、太陽光発電事業所のサンライズ(神奈川県秦野市)が大芝の牧草地1万9231平方メートルで、地上約3メートルの高さに太陽光パネルを取り付ける。パネル下では引き続き牧草を育て、羊とヤギを飼って新たに酪農を始めるという。発電した電気は電力会社に売却する。パネルの支柱を建てる部分の農地面積で一時転用が必要となる。

 農業委員会の総会には委員16人が出席し、全会一致で不許可とした。委員からは「(パネルの)日陰で牧草の収量を確保できるか」「営農収支計画がなく、経営が成り立つか」といった懸念や疑問のほか、「専門家の意見書がなく、動植物への影響が分からない」と、計画の不十分さを指摘する意見が出た。サンライズの関野一雄顧問が傍聴し、発言を求めたが認められなかった。

 関野顧問は取材に「牧草地は(ソーラーシェアリングに)最適。不許可の理由を検討して書類を書き直して再提出したい」と話した。5月20日までの再提出を目指すという。

 ソーラーシェアリングについては、農水省が昨年3月、営農に大きな支障を与えずに発電施設を設置するための通達を各都道府県に出した。営農の継続や、設置前と比べて8割以上の生産量の確保、品質の維持などを求めている。
引用終わり

この記事によると農業委員会は分らないことは行ってはいけないとのこと・・。挑戦はするなってことなのでしょうね。既存作物を同じ土俵の市場で販売して価格競争に巻き込まれるよりは、環境負荷の少ない農法で作った酪農というこれまでにない付加価値を見出しているのはまったく無視している事は気になります。挑戦しなことには新しい農業は始まりません。

2014年4月7日月曜日

太陽光発電設備系統連係・電力売電申し込み受付のお知らせ

電力に申請していた36円太陽光発電49.5kwが受付されました。
農地の一時転用が許可されるとすぐにでも着工出来る状態となりましたが・・・。
転用許可カモン!!

2014年3月30日日曜日

ソーラーシェアリングについて質問



中部電力管内でソーラーシェアリングで果樹栽培を行いたいが、何点か質問がありますとブログに連絡を頂きました。その内容をまとめて掲載いたします。

■Q.現在農業を行っていないが太陽光発電設備設置と同時期にデコポンの農業を開始しようと考えておりますが可能でしょうか?

A.今後とも営農することが条件での一時転用となりますので、まちがいなく営農するのであれば一時転用で設置する方がメリットがあります。今後とも継続して営農出来ない可能性がる。または、営農にこだわる必要が(税金、農地転用の可否)なければ雑種地(宅地)等へ転用するほうが太陽光発電設備を設置するには好都合と思われます。


■Q.ソーラーシェアリングの下部の土地でどのような作物をつくられていますか?

A.地域によって農業形態が色々と違いがありますので現時点ではブログでは公表は控えておりますが、作物の栽培が可能という内容の意見書等が必要となりますので、それをクリアできる作物を計画しなければいけないというのが現状です。

■Q.提出した書類はすべてご自分で用意されたのでしょうか?

A.設備認定取得から農地転用関係(図面、配置図、投影図、影を及ぼす面積計算書)は自分で作成しております。
東北電力への申請は見積業者へお願いしましたが・・・。


■Q.通常の据え置きタイプの架台よりもソーラーシェアリングの空中架台を設置するため構造等のリスクが増しますが、融資の申請等で問題視されませんでしたか?

A.「卵が先か鶏が先か」状態になりますが。一時転用が決まるかはっきりしない土地に融資が下りるのでしょうか?一時転用の添付書類に事業の資金の出所と資金証明を添付しなければいけないようですので資金を準備できるか等も絡んできます。


※その他質問等ございましたら、出来るだけ回答したいと思いますのでブログにコメント等をお願いいたします。


2014年3月8日土曜日

2014年太陽光買取価格 産業用 32円

2013/12/6日に当ブログで来年度の買取価格について予想をしましたが産業用は32円となるようですね。予想は外れましたが大幅な下げは必然でしたので、平成25年度中に申し込みを終えた方でほぼ太陽光バブル終了ということでしょう。中華パネル等で激安で設置することも可能でしょうが。メンテナンストラブルに要する費用等を考十分な利益が得られるかは微妙となります。

2014年3月1日土曜日

一時転用 ソーラーシェアリング最後の戦い

 詳しくはブログには書けませんが、そろそろ最終決戦です。ブログはほとんど更新していませんが水面下では設備認定の軽微変更、保険で取得した設備認定、業者よりの見積もりなどを色々修正しながら進めております。
 農地の一時転用を検討しているかたは一度ご相談ください。内容によってはアドバイスいたします。

2014年2月26日水曜日

東北電力より消費税分の「電力購入価格変更のお知らせ」

東北電力より消費税の改正に伴い電力購入単価についてのお知らせが届きました。
すでに自宅屋根に載せた太陽光発電がありますが、それの単価が新単価に変わった「うれしいお知らせです。」つらい増税もなんとか乗り切れるか?

2014年1月2日木曜日

農地での太陽光発電の問題点とリスク

 私は今現在農地で太陽光発電を行おうとしていますが、資金、管理、品質などは他ブログ、HPでよく語られていますので私なりの今後起きる問題点を考えたものをピックアップしました。

 1、耕作放棄地が多数見られる昨今、太陽光発電設備を設置した箇所の南側の営農状況が不安定な場合(耕作放棄地で雑木が生い茂る等)の対応、又はそれも考慮して設置箇所の選定を行う。
 2、不慮の事故等で主として営農を行っている方が亡くなった、営農出来ない状態となった場合の太陽光発電設備の今後
 3、太陽光発電下での営農がうまくいかない場合に、農業委員会等からのチェックが入って太陽光発電設備の撤去を命じられた場合、または営農が不十分と指摘された場合。

農地の一時転用でのメリットのみを語る業者は多いのですが、世の中何が起きるか分かりませんので上記の事態が発生した場合の対応策をちょっとは検討して一時転用を行うことをお勧めいたします。